「THE 有頂天ホテル」の三谷幸喜の監督第4作。伝説の殺し屋を演じることになった俳優が、2つの犯罪組織が対立する町で巻き起こす騒動を、豪華キャストで描くコメディ。
監督:三谷幸喜
出演:佐藤浩市、妻夫木聡、西田敏行、深津絵里、綾瀬はるか、小日向文世、寺島進
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ザ・マジックアワー (2008) : The Magic Hourのあらすじ
港町を舞台に、ホテルの支配人と三流役者がギャングのボスに大勝負を挑む。街を支配するギャングのボス(西田敏行)の愛人(深津絵里)に手を出してしまったホテルの支配人・備後(妻夫木聡)。命を助ける代わりに出された命令は、伝説の殺し屋と云われるデラ富樫を見つけること。焦った備後は売れない役者の村田(佐藤浩市)をデラに仕立てる。
ザ・マジックアワー (2008)のストーリー
守加護(すかご)という港町でナイトクラブの支配人を務める備後(びんご)登は、地元のギャング「天塩(てしお)商会」のボスの愛人マリに手を出し、マリともども殺されかけた。伝説の殺し屋「デラ富樫」を連れてくることを条件に5日間の猶予を与えられたが、全く当てのない備後は、役者を雇ってごまかす計画を立てる。
日没直後のマジックアワーこそ撮影に最適で、幻想的な良い絵が撮れると薀蓄(うんちく)を語る村田大樹。だが彼は、ほとんど役の付かない無名の役者だった。そんな村田に監督と名乗って接近し、守加護に連れ帰る備後。屋外から望遠レンズで撮る映画撮影と信じた村田は、ボスの前で殺し屋「デラ富樫」を演じた。
実は「デラ富樫」は、対抗する江洞(えぼら)商会が雇った殺し屋で、天塩商会のボスは先月殺されかけていた。「デラ富樫」を探す目的は報復だったのだが、デラ(村田)の度胸を買ったボスは彼を雇うと言い出した。デラが偽物とバレれば命は無いと気が気でない備後。
天塩商会に国税局の査察が入ることになった。密輸などの裏帳簿の情報を隠すために、商会の会計係を殺せと本物の銃を持たされる村田。天塩商会によって病院に隠されている会計係を演技と思って狙撃しに行き、村田が撃とうとした瞬間、備後が止めに入り間一髪で会計係は救われた。
ボスの動きを止めるために、会計係を警察署に送り届ける備後。だが、ボスと警察署長は裏で手を組んでおり、備後に続いて村田もギャングに捕われてしまった。海に沈めるために足をセメント漬けにされ、ようやく映画撮影ではないと気付く村田。マリによって救われた村田たちは、反撃の作戦を練った。
会計係は裏帳簿の内容を暗記しており、国税局に連絡をとった。縄張りを江洞商会に奪われ、失脚するボス。天塩商会の復讐を警戒した村田たちは、東南アジアのゲリラに銃撃された設定で派手に死んで見せ、こっそり消える筋書きを書いた。だが、偽物のゲリラの前に立ち塞かったのは、マリを庇ったボスだった。ボスの愛情を知り、二人でやり直すことにするマリ。最後に本物の「デラ富樫」が現れたが、「派手に死ぬために」仕掛けてあった火薬の爆発に驚き、村田たちを残して逃げ去った。


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